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介護は突然に

執筆者の写真: 原田 真吏原田 真吏

 

 父が亡くなったのは2006年5月。早いもので18年経ちました。元々、心筋梗塞や糖尿病など患い常にたくさんの薬を飲み血管はボロボロでした。が、2005年9月私の結婚式まではなんとか元気でいたいと頑張ってくれていました。

 父が脳梗塞で倒れたのは、結婚式を終え、新婚旅行から帰ってきて5日目のこと。幸せ絶頂期に突然の父の入院。マジかっ⁉︎って感じでした。日頃から不調があればすぐに検査に行く人で、倒れる3日前にも脳の検査をしてもらったばかり。なので、余計になんで?って感じでした。血栓はいつどうなるかわかりませんね。

 まさに突然始まった介護。その後入退院を繰り返し、亡くなるまでの8ヶ月は自宅で介護をしました。家が大好きな父、最後は家で看取ってあげたいという母。在宅介護をサポートしてくださるクリニックなどを利用しつつ、たくさんの方に助けていただき二人の思いが叶いました。当時、サポート体制は少しずつできてはいましたが、やはりとてもとても大変でした。

 私は初孫を見せてあげたい気持ちもあって、長男を妊娠。初めての介護、初めての妊娠で戸惑うことばかり。父は次第に認知症のようになり、あんなに優しかったのに暴言を吐いたり、痛みで暴れたり、私もメンタルを随分やられてしまいました。四六時中気が休まることはないし、重労働も多く心身ともに追い詰められていました。息抜きの時間を確保するのも大変で、誰かを頼れる性格じゃないと無理ですね。書ききれませんが、経験されたことある方ならよくご存知だと思います。私は1年足らずでしたが、何年にもわたって介護されている方の大変さは想像を絶します。


介護される側、する側が負担なくできる介護なんてなかなか難しいとは思いますが、後悔なく見送ることができたらいいのになとずっと考えてきました。


 先日、受講した<ルボアフィトテラピースクール「老年期と介護ケアコース」>。同居している母が高齢で、家事はまだ一人でこなせていますが『大丈夫かな?』と思う事もしばしば。再びの介護も遠い話じゃないと覚悟してます。もしも突然介護が始まってもお互いが少しでも負担なく日々過ごせるよう色々な情報にアンテナを張っていたいですし、皆さんにもアウトプットしていきたいと思っています。


そしてそして、健康で活き活きと老年期を過ごせるよう自分も今から気をつけておきたいと受講してみて思いました。写真のように、夫婦仲良く手を繋いで、元気に自然の中を散歩できたら幸せですね。






 
 
 

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